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ウェルネットの新中期経営計画に頭を悩ませてます

ウェルネット(2428)は決済システムを提供する会社です。特にコンビニ決済で高いシェアを持っています。EC普及率の上昇もあり、現金外の決済需要が上昇しています。代表的なクレジットカードの市場規模は年間50兆円。1億人が1人あたり50万円使っていることになります。
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そんな追い風を受け、ウェルネットも順調に業績を拡大してきました。2013年7月~2016年6月の中期経営計画では、以下の数値目標を全てクリアしました。
・営業利益 20億(下図)
・総還元性向 100%(自社株買いは全て消却)
ROE 15%
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長期的な市場拡大の恩恵を受ける+株主還元に積極的 という日本企業では稀有な存在として、株式市場でも高い評価を受けてきました。私も高く評価してきました。
 
ところが、、、、、
 
8月5日に発表した2016年7月~2021年6月の新中期経営計画を見てびっくり仰天。しっかりと中期経営計画を達成したので、株主の信任を得られただろうという考えのもと、新規事業に積極的に投資する内容を発表。2017年6月の営業利益が前年比で半減するかもしれないとの見通しを示したのです。しかも、詳細についての説明はなし。株式市場も驚き、株価は2000円から1200円へ40%急落します。

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おそらく来年も本業の決済ビジネスは順調に拡大するはずです。年率10%で拡大するとして、2017年6月の営業利益は22億と予想できます。それが10~15億になるというのだから、7~12億を投資するということになります。ちなみに、これまでウェルネットの研究開発費は下図のとおり年間5000万円ほど。2007年6月にケータイチケットサービスの開発で2億使っていますが、それと比べて7~12億とはケタ違いです。具体的に発表されているのは、バス予約するためのアプリのみ。開発中の案件を発表すると競争戦略上問題があるのでしょうが、それにしても説明がないと評価できないです。既存事業の先行きには自信があるけど、会社のコア能力から離れているように思えるB-to-Cのアプリ事業に参入した場合の勝率が読めない。

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先日行われた、機関投資家向け説明会の議事録(会社HPにアップされるようです)と、9月末の株主総会で見極めたいと思います。ウェルネットについて議論したい方、是非ご連絡ください!