ウェルネット(2428)の株主総会へ行ってきました

午後2時から有楽町の東京国際フォーラムで、ウェルネット(2428)の株主総会がありました。100名ほどの参加者でした。今回、初めての参加でしたが、事前に午後1時から経営報告会があるという記載を見落としており、貴重な情報収集の機会を失ってしまいました。。。

f:id:tictactaka:20160928191607p:plain

当社はコンビニなどでの決済代行の大手です。過去3年間、EC業界の成長とともに決済事業が成長、かつ株主還元100%+取得した自己株全て消却するという、強い主力事業+高い株主還元姿勢がそろった日本企業には珍しい企業と高く評価されてきました。日本では自己株取得はもちろん、消却する会社はもっと少ないですから、私も高く評価してきました。

ところが、株価は2016年6月期の決算発表を受けて急落。。。今後5年の中期経営計画が新規事業に大きく投資する内容で、びっくり。これまでB-to-Bでインフラを提供することが多かった当社が、これからはバスモリ!や支払秘書といったスマホアプリを拡販して決済プラットフォームを作るようです。70名ほどの会社に新規事業をやる人材がいるのか?年間10億も投資が必要なのか??というか、高速バスをよく利用する身としては、アプリが使いにくい。。。などなど、疑問は満載です。

経営報告会に参加した方から後で聞いた、5年後に経常利益50億円の根拠です。既存事業で30億。新規事業のうち、バス市場で14億(7000億市場 x 10%シェア x 2%決済スプレッド)、支払秘書で紙ベース決済の代替で7億(700億市場? x 1%決済スプレッド)。

この話、下の2010年6月期に発表した2011年6月から5年間の経営計画にそっくりです。このときは結局、新規事業もM&Aも全く成果を出せず、既存事業で目標より1年遅れた2016年6月に経常利益20億を達成しました。では、そのときと何が変わったのか?宮澤社長は、前回の新規事業のケータイチケット事業の失敗要因を、新規事業専属の社員を任命しなかったことにあると考えているそうです。前回は兼業社員3人+外注5人。今回は、専属社員8人+外注22人の30人部隊。たしかに、気合の入り方は違いますが、果たして人数が勝負のポイントなのでしょうか?

f:id:tictactaka:20160929093153p:plain

総会に出席した印象としては、新規事業成功への手応えはつかめませんでした。ただ、私が宮澤社長を拝見するのは初めてなので、過去と比較してどうかということは言えません。メインシナリオとしては、前回の中期経営計画同様に、新規事業は成功しない。既存事業は、コンビニ依存なので徐々にカード普及などにおされて、EC市場の伸びにはついていけない。かつ、EC大手の力が強まるにつれ、価格交渉でも劣勢に立たされる気がします。前からそう思っていたのに、楽観的な収益予想で購入してしまった自分の間違いでした。

ただ、売買ルール(4)に照らして損が出ている間は2年間売却しませんよ!これは針のムシロルールですね。

ウェルネットのみなさま、今日はありがとうございました!